海ごみ対策with岩手県

10/1 【いわて海ごみ出前授業活動報告】海ごみZEROチャレンジクラスinみちのく潮風トレイルin山田町船越半島~海ごみ0大作戦~

岩手県海岸漂着物対策普及啓発業務の一環として岩手県が主催、4地域(県北、県央、沿岸、県南)で「清掃活動」&「海ごみ出前授業」を予定、今回が2回。

浄土ヶ浜ビジターセンター運営協議会と日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクトin岩手実行委員会」が連携し、10月1日(土)久山田町船越半島で「清掃活動」&「海ごみ出前授業」が行われました。

舞台は、山田町船越半島みちのく潮風トレイルコース上。起伏の激しいこのコース、知る人ぞ知るトレイルファンには大人気のコース。環境保全、景観保護など内陸と海との繋がりをごみの仕組みを通して学習しながら海ごみ問題へ意識を高めることを目的として実施。

「みちのく潮風トレイル」とは2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災からの復興に資するため環境省が策定。三陸復興国立公園の創設を核とした「グリーン復興プロジェクト」の取組みの1つ。青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐロングトレイルは森と海のどちらの恵みも感じられる豊かな道です。

清掃活動開始

9時15分 集合場所の鯨と海の科学館駐車場から旧タブノキ荘跡地駐車場へ移動。ここから清掃場所となる「寄り浜」まで徒歩で15分。林道を通り浜辺へと降りるコースをトレイルしていきます。

最高の秋晴れ、内陸から吹く風が肌に心地良い、からっと清々しい朝でした。

クマよけの鈴を鳴らして、にぎやかに進みましょう!
皆、一列に連なって進むこと15分、本日の清掃場所「寄り浜」が見えてきました。
林道を抜けると眼下に広がる太平洋。眺望が魅了のトレイルコースです。
ペットボトル、発泡スチロールなど漂着ごみが多くみられました。
タイヤ・ブイなど大物も発見

出前授業

いま、問題となっている海ごみ問題、及び環境保全問題について浄土ヶ浜ビジターの職員であり岩手県環境アドバイザー佐々木洋介さんより出前授業を実施。

SDGsについて、その中でも12.つくる責任つかう責任 14.海の豊かさを守ろうについてフリップを交えながら環境問題について説明。

海洋ごみは、景観の悪化による観光への影響や、ごみから浸出する汚染物質による水環境の悪化や野生生物の誤摂取や植物の光合成の阻害などによる生態系への被害など、経済的な分野だけではなく自然環境を保全する上でも社会問題となっています。

三陸の美しい海岸線の景観を守るため、地道な清掃活動を継続して行っていく必要があります。私たちにできるのは、ポイ捨てをしないことに加え、海洋プラスチックごみの元となるプラスチック、特に「使い捨て用プラスチック」の利用自体を減らしていくこと、マイバッグやマイボトルを持ち歩き、必ずしも必要ではないプラスチック製のレジ袋やペットボトルの利用自体を減らしていくこと等、自ら進んで行動することが美しくきれいな海を守ることへ繋がります。

きれいな岩手三陸の景観を世界へ発信!!

参加いただいたみなさん、大変お疲れ様でした。

【イベント名】海ごみZEROチャレンジクラスinみちのく潮風トレイルin山田町船越半島
〜海ごみ0大作戦〜

【開催日時】2022年10月1日(土)

【参加人数】総勢18名

【実施場所】みちのく潮風トレイル山田町船越半島寄り浜

【主催】岩手県、浄土ヶ浜ビジターセンター運営協議会

【連携】海と日本プロジェクトin岩手実行委員会

【協力】山田町、いわて海ごみなくし隊実行委員会

撮影 2022年10月1日

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