海ごみ対策with岩手県

5/28 【活動報告】春の海ごみゼロウィーク in 岩手キックオフイベント

「春の海ごみゼロウィークin岩手 キックオフイベント」と銘打たれた、ウィーク初日に行われた岩手県主催の清掃活動。開会式では、岩手県県北広域振興局副局長・久慈市長が挨拶。青空の下、爽やかな潮風が吹く中、市民ら120人が参加して久慈市侍浜町の地下水族科学館・もぐらんぴあにほど近い長根浜、長根浜隣接の磯場、前浜の3か所に分かれて清掃活動を行った。

海をきれいにするぞ、お~‼

第1エリア【根浜海岸】

もぐらんぴにほど近い長根浜には地元の高校生や地元企業、親子連れなど約40人が参加。見た目は綺麗に見えた海岸でしたが、ペットボトルや発泡スチロール、海藻に紛れ込んでいる魚網や放置されている漁具など、多くのごみを回収することが出来ました。

第2エリア【長根浜奥磯場】

長根浜よりも奥に隣接している磯場は、大きな石がごろごろしており足場が不安定なうえ波打ち際のため、屈強な成人男性約20人が担当。奥まった地形のため流木やペットボトルやプラスチック容器など漂着ごみの溜まり場となっていて漂着ごみの現実を目の当たりにすることとなりました。

第3エリア【前浜】

緩やかな弓なりの海岸線が印象的な前浜では、地元の環境保全団体の会員、地元企業、親子連れ等約60人が参加。こちらも一見、きれいに見える海岸もじっくり歩いてみると、細かいプラスチックごみやペットボトル、発泡スチロール、漁具など、多くのごみが流れついていることに驚きの様子。広い海岸のあちらこちらにごみが散乱していて、参加者は限られた時間内で駆け足でごみを回収していました。

活動終了後、各自が回収したごみを分別し「ごみ定量調査」を実施。

回収したごみの構成【重量ベース】

回収したごみの【体積ベース】

分別終了後、県北ネイチャーリンク ネイチャーガイド『田髙正博』さんによる「三陸の地形と海洋ごみのかかわりについて」ミニワークショップを開催。三陸の地形の成り立ちと漂着ごみの関わり、マイクロプラスチック削減の大切さについてお話いただきました。

主催した岩手県は、「海洋プラスチックごみの問題を他人事ではなく、自分事として捉えて、海を守っていく意識を育てるきっかけになれば。」と願っていた。

タイトル:春の海ごみゼロウィークin岩手キックオフイベン

開催日時:2022年5月28日(土)10:45~12:00

会場:長根浜海岸付近、前浜

参加者:約140名(スタッフ含む)

主催:岩手県

共催:久慈市、海と日本プロジェクトin岩手実行委員会

協力:みちのくコカ・コーラボトリング株式会社、久慈地下水族科学館もぐらんぴあ、いわて海ごみなくしたい実行委員会

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