海ごみ対策with岩手県

11/13 【いわて海ごみ出前授業活動報告】北上川のゴミをなくそう!~2022秋の北上川清掃@花巻~

岩手県海岸漂着物対策普及啓発業務の一環として岩手県が主催、4地域(県北、県央、沿岸、県南)で「清掃活動」&「海ごみ出前授業」を実施、今回が最終回。

北上川フィールドライフクラブ(代表 白畑誠一)と日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクトin岩手実行委員会」が連携し、11月13日(日)花巻市の北上川周辺で「河川敷清掃活動」&「海ごみ出前授業」が行われました。岩手県内各地から約150名参加。老若男女、多くのボランティアが集まりました。

この日はあいにくの霧模様。視界が悪く、なんとなく幻想的な朝となりました。

集合場所となった「花巻スポーツランド 北上川フィールドライフ」入口ではフクロウ2羽がお出迎え。

アドベンチャーチックな景観にワクワク感が高まります。

年に2回、春・秋と清掃活動を続けて30年。今日の活動が60回目となります。皆さんのお蔭でごみは少なくなってきていますが、まだまだゼロではありません。今日の活動範囲は河川敷とボートを使って沼地の清掃活動も行います。足もとが濡れていて滑りやすくなっています。無理はせず、楽しくごみ拾いをしましょう。今日一日よろしくお願いします。

茂みにプラスチック容器が散乱しています。
プラスチックカップ発見!
ボートに乗って沼地の清掃活動。岸際に溜まっているかな?

約1時間30分の清掃活動時間でしたが、こんなに多くのごみを回収することが出来ました。

扇風機や、タイヤ、プラスチックコンテナやオイル缶など、家庭で不要になったごみが多くみられます。ここ北上川河川敷は花巻南大橋の袂ということもあり、実は橋の上からの不法投棄が後を絶たないとか。

沢山動いたのでお腹が減ってきました。北上フィールドライフクラブでは活動終了後、ボランティアの方々による「豚汁」のお振舞が恒例だそう。副代表のキャサリン(本名 渡邉喜代子さん 右)曰く、活動を終えて美味しいものを一緒に食べると一体感が生まれる。それが良いんだよ!

お腹がいっぱいになったら、次は海ごみ出前授業です。清掃活動に参加した約子供たちのうちの中から、約20名の子供たちが参加。

教室はトラクターの荷台!

なんともワイルドな授業ですね―。

花巻市の環境保全員でもある白畑さん。今日はどんなごみが多くありましたか?ペットボトル、プラスチックの容器、カップなど私たちが普段、使っているものが沢山ありました。もし、私たちが今日このごみを拾っていなかったら、ごみは北上川を伝って海まで流れ着きます。これらが細かく砕けて海の中で「マイクロプラスチック」という小さな破片になり漂います。それを海の生き物が餌と一緒に食べてしまい、海の生き物に悪い影響を与えていることを説明。

私たちが出来ることはごみを捨てない、リサイクルをする、見つけたら拾う。など、普段の生活の中から行動することが環境を守ることに繋がります。と説明。

授業に参加した子供たちには、ボート乗船の特典付き。みんなで楽しく、ボート乗船を楽しみました。

いってきまーす!!

私たちの住む、北上川から海ごみ問題を考える。内陸ごみゼロを目指して、今後も河川清掃を継続していこう。

参加いただいた子供たち、ボランティアの皆さまお疲れ様でした。

そして、美味しい豚汁ごちそうさまでした。

【イベント名】海ごみZEROチャレンジクラスin北上川のゴミをなくそう!~2022秋の北上川清掃@花巻~

【開催日時】2022年11月13日(日)

【参加人数】総勢150名

【実施場所】花巻市北上川花巻南大橋付近

【主催】岩手県、北上フィールドライフクラブ

【連携】海と日本プロジェクトin岩手実行委員会

【協力】国土交通省、いわて海ごみなくし隊実行委員会

【後援】北上川流域連携交流会/花巻市/豊沢川土地改良区/花巻市内学童クラブ/ 流域市民

撮影:2022年11月13日

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